上映会 「ベトナムの風に吹かれて」大森一樹監督
- 宮嶋トゥフォン
- 8月1日
- 読了時間: 2分
映画を通じてベトナムの文化を体感
2025年7月27日 13:00-16:00、大分市のJ:COMホルトホールにて、大分県国際政策課の支援のもと、在大分県ベトナム人協会が上映イベントを開催しました。当日は、日本人とベトナム人あわせて約40名が参加。活気に満ちた雰囲気の中、映画を通じた文化交流が深まりました。
美しいハノイから始まる感動の物語
会長・副会長による挨拶に続き、日本とベトナムの合作映画、大森一樹監督による『ベトナムの風に吹かれて』が上映されました。
物語は、日本語教師としてベトナムで暮らす主人公・みさおのもとに、父の訃報が届く場面から始まります。新潟に住む家族のもとへ帰省したみさおが目にしたのは、認知症を患い、父の死すら理解できない母・シズエの姿でした。後妻として家に入ったシズエには血縁者がみさお一人。みさおは、兄たちの反対を押し切って、母をベトナムへ連れていく決意をします。新潟から一度も出たことのない母にとって、ベトナムでの暮らしは初めての海外生活。しかし、現地の人々の温かさに支えられ、優しい交流の中で、次第に母の認知症にも穏やかな変化が現れます。母との日々を通じて、みさお自身も、ベトナムでの人生をより豊かなものにしていきます。
映画は、2015年当時のハノイの美しい街並みから始まり、登場人物の生活風景や家庭料理、シクロやバイクが行き交う街の様子などが描かれ、観客はまるでその場にいるかのような臨場感を味わうことができました。
ベトナム紹介と交流タイム
上映後には、ベトナムの紹介コーナーが設けられました。代表的な料理「フォー」、ホアンキエム湖といった観光地、伝統芸能「チェオ」、地理や気候、そしてベトナムにおける日本語教育の現状まで、幅広いテーマが紹介されました。さらに質疑応答時間では、多くの質問が寄せられ、交流が広がりました。
記念撮影で笑顔のフィナーレ
イベントの最後には、参加者全員で記念撮影を行いました。映画を通して文化を分かち合い、心に残る一日となりました。
在大分県ベトナム人協会では、今後もこうした文化交流イベントを通じて、地域とベトナムをつなぐ架け橋となる活動を続けてまいります。
次回のイベントは、2025年8月31日(日)別府市亀川にて開催される「ベトナム・日本文化交流会」です。ぜひご期待ください!
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